フランスのカフェメニューで見かける「Café Noisette(カフェ ノワゼット)」って?

パリの人たちはカフェでのおしゃべりが大好き。仕事前の一杯やちょっとした息抜き、食後の一杯など、テラス席で楽しむ人たちを見かけます。そんなパリでは「Café」と注文すればエスプレッソが出てきますが、Caféと一緒にメニューに載っているのが「Café Noisette(カフェ ノワゼット)」。ノワゼットはヘーゼルナッツのことですが、どんなコーヒーだと思いますか?ヘーゼルナッツ風味のエスプレッソ??

これがカフェ・ノワゼット。エスプレッソカップで出てきます。
答えは、エスプレッソに牛乳を少し加えたもので、その混ざった色がヘーゼルナッツ色だからこう呼ばれるのだとか。
先日、イタリア出張の時にレストランで食後のエスプレッソを勧められたので、牛乳を入れてほしいとお願いしたところ、「マッキャートね!」と言われ、国が変われば呼び方も変わることを発見。
この「カフェ ノワゼット」、メニューには載っていないことも。でも、どこのお店でも通じます。そして、お店によって出し方もさまざま。牛乳がそのまま入っていたり、フォームミルクだったり、牛乳がポットで出てきて自分で入れるスタイルもあります。
さらに「ツウ」!?なオーダーの仕方は「デカ・ノワゼット シルブプレ」。「デカ」とは「デカフェイン」=カフェインレスのこと。フランスではランチ、ディナーに関わらず、食後に「カフェはどうか?」と聞かれますが、夕食後だとカフェインのせいで眠れなくなるから、とカフェインレスをオーダーするそうです(中には全然平気!という人もいるそうですが)。以前、夕食後にカフェノワゼットを注文したら、店員さんから「デカじゃなくていいのか?眠れなくなるよ」と驚きながら言われたこともあります。「デカ ノワゼット」をオーダーしたら、「フランスをよく知っているね!」とフランス人にウケるかも!?
ぜひ、パリに来たら、「カフェ ノワゼット」を試してみてくださいね!
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