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  • 執筆者の写真Hyogo Paris

パリの新型コロナウイルス事情 続報

更新日:2020年8月31日

 フランスでは、3月17日から2週間の外出制限措置が取られていますが、4月15日まで延長されるという発表が3月27日にありました。

 

 3月17日正午より外出禁止措置が取られているフランスですが、特例外出理由として認められているうちの「運動」について、拡大解釈する人が続出…。自宅から離れたセーヌ川沿いや公園でランニングする人がたくさんおり、またまたフランス政府が激怒。日を追うごとに制限や罰則が厳しくなっています。当初、135ユーロだった反則金は、現在では①初回の違反について135ユーロ又は375ユーロ(反則金不納付の場合は最大750ユーロの罰金)、②15日以内の再度の違反について200ユーロ又は450ユーロの反則金(反則金不納付の場合は最大1,500ユーロの罰金)、③30日以内に4回違反した場合には最大6か月の拘禁刑及び3,750ユーロの罰金となっています。日本円にして約45万円!!拡大解釈された「運動」も、今では「1日1回1時間、自宅から1km以内、複数人で行う場合は同居人同士のみ限定」と、細かく設定されました。外出禁止措置にさらなる罰則が加えられることが発表された22日夜時点では、22日だけでも22,574件の違反があり、外出禁止措置開始後からはトータルで91,824件もあったそうです。それにしても、多い・・・。

日の入りも20:30になり、晴れが続くパリ。外に出たくなる気持ちはわかりますが・・・

写真は20時ごろのパリの空。



 外出禁止措置以降は、自宅でテレワークしていたのですが、1日だけ都合により出勤したところ、セーヌ川周辺は厳戒態勢!警察が検問を設置しており、バイクで走っている人が止められて外出許可書の提示を求められていました。



 さて、最近のスーパー事情。お店の前に1m間隔で線が引かれていました。外出禁止措置発表直後は、買い占めで品薄になっていた紙類も今ではたっぷり!しかし、相変わらず除菌系のウェットティッシュ、保存できるパスタ、缶詰は品薄。ですが、そのほかの食品は常に補充されていたので、困るということはありませんでした。


お店の前に1m間隔で引かれた線。


外出禁止措置発表直後の空っぽの棚と、その2日後の棚。



缶詰とウェットティッシュコーナー。

少し追加されてはすぐに売れるという状況は日本と一緒でしょうか。



 そんな私はというと、日本の本部より一時避難帰国の指示があり帰国しました。現在は隔離期間中でテレワークをやっています。飛行機の中で問診票が渡され、入国審査時に検疫官へ提出します。その時に聞いたところ、マスク着用でなら買い物には行っていいとのこと。人の少なそうな時間帯にスーパーやコンビニで食料品を買うのですが保存食や紙類が品薄なのは、日本でもフランスでも同じなのだな、と実感。

 検疫官からの聞き取りが終われば、こんな紙を渡されます。

(指定地域とはヨーロッパだと特に流行しているイタリアやスペイン等の一部地域で、

フランスは含まれていませんでした)


 というわけで、しばらくは日本からパリ事務所通信をお届けします!

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