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  • 執筆者の写真Hyogo Paris

外出禁止令解除後のパリ

更新日:2020年8月18日

 ようやくフランスに戻ることができ、事務所も再開しました。

 今回は、外出制限禁止令が解除されてから約2ヵ月過ぎたパリの様子をお伝えします。



 公共交通機関ではマスクの着用が義務付けられています。違反した場合は罰金135ユーロ。また、ソーシャルディスタンスを保つため、利用できる座席に制限をかけており、使用不可の座席にはそのことを示すステッカーが貼ってあります。…が、守らない人も少なくないのが現状…。マスクも、車内で顎にずらして喋っている人もたまーに見かけます。

二人掛けの席の一方に

「Pour notre santé à tous, laissons ce siège libre.

(健康のため、この席はあけておきましょう)」

と書かれたステッカーが貼ってあります。



 ほとんどの商業施設でもマスクの着用と除菌ジェルでの消毒が求められます。デパートだと、入口にいるセキュリティのおじさんが除菌ジェルを持っていて、手を差し出すとそこにジェルを出してくれるのがちょっと嬉しい(除菌ジェルの容器自体がすでに汚れているお店もあるのです…)。小さいお店は入店制限をかけていてるところもあり、休日だと外に入店待ちの列ができていることも。


マスクや除菌ジェルは薬局やスーパーにあります。

これはスーパーの除菌グッズコーナー。



 これまでマスクをする習慣がなかったフランス。マスクをつけることに慣れないようで、この前、スーパーで「ほんとマスクしてると何言ってるかわからないわあ」って店員さんが言っていました。別のマダムは「眼鏡かけてるからマスクすると曇っちゃうのよね~」と。新型コロナウイルスがヨーロッパで広まり始めた2月ごろにマスクをしていると白い目で見られていたのが、今では嘘のよう。



 6月15日より、パリ市内の飲食店も店内を含めて全面的に営業が可能となりました。この飲食店の営業再開、予定では6月22日から可能でしたが、6月14日にマクロン大統領がテレビ演説で「明日から営業していいよ~」と、1週間早い6月15日から営業可能となったものだから、飲食店の人たちはてんやわんやだったそうです。3月の営業停止時も「今日の深夜から営業停止ね!」と当日4時間前の発表だったし、相変わらず予想の斜めうえをいく展開…。

 ただ、現時点でも感染防止の観点から、テラス席のみでの営業を続けるところもあるようです。お店の前の歩道が、レストランやカフェのテーブルでいっぱいになるのはパリの夏の風物詩でもあるのですが、今年の夏はできるだけ多くのテーブルを外に出して店内の席数を減らしているようで、普段以上に歩道や道路がテーブルであふれかえっています。

 現在、日の入りも22時前と日が長いので、たくさんの人がおしゃべりしながら太陽を楽しんでいます。


 そして、7月1日より日本を含めて一部の非EU国にも国境が開かれました。7~8月はバカンスシーズンであり、人の移動が多くなることから、感染者数が増えるのではないかと言われています。ちなみに、7月9日時点の新型コロナウイルス感染者数は、前日より621名増加して、合計 170,094名。毎日600人台で増加しています。引き続きマスク、手洗いでしっかり対策しようと思います。

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